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記念艦として保存された「三笠」
 軍事技術の急速な進歩に伴い新鋭戦艦の建造競争が激化したため、ワシントン軍縮条約により、日・米・英の艦艇保有隻数を制限することになりました。
 ワシントン軍縮条約に調印した我が国は、大正12年9月、艦齢の古い「三笠」を軍艦籍から除き廃棄することを決定しましたが、日露戦争の勝利に貢献した戦艦「三笠」を、独立を守った誇りの象徴として永久に残すべきとの声が内外で高まり、記念艦としての保存が閣議決定され、国際軍事委員会においても承認されました。
 当初、東京芝浦に廻航する予定でしたが、横須賀港岸壁に係留中、 関東大震災で艦底に破孔が生じ浸水したため、急遽横須賀に置くことに変更され、大正14年6月、保存工事を終えた「三笠」は、満潮時を利用して曳船により岩場を掘削した現在の場所に引き入れられ、艦首を皇居に向けて固定されました。
 そして、大正15年11月12日、摂政宮殿下(後の昭和天皇)御臨席の下、盛大な保存記念式典が挙行されました。
*写真は、記念艦として「三笠」が保存された時の写真であり、艦尾付近に取り外された主砲が置かれています。
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